4Gamer.net 4Gamerハードウェアベンチマークレギュ
ベンチマークレギュレーション5.0では,一般に定番3Dベンチマークの一つとされるを外したが,は引き続き採用する。この理由はいくつかあるが,最大の理由は,最新世代のゲームタイトルがほぼプログラマブルシェーダ3.0(Shader Model 3.0≒DirectX 9.0c)世代への移行を終えたことだ。GeForceファミリーの主役がGeForce 8となり,「GeForce 6/7だと,HDRレンダリング有効時にアンチエイリアシングを適用できず,3DMark06で高負荷設定のスコアを取得できない」問題がほぼ解決したというのも大きい,ドラクエ10 RMT。さらにいえば,2007年後半になって,3DMark06と同05の間に,目に見えたスコアの違いが出にくくなってきたというのもある。3DMark05の役割は,ひとまず終わったといえるだろう。
3DMark06でマルチスレッドへの最適化が進んでいることはご存じのとおりだ。そのため,マルチスレッドに対応したゲームにおけるベストケースを探る場合に一定の判断材料となる一方,そうでないゲームのスコアとは乖離してしまうことになるが,そもそも4Gamerでは3DMark06のスコアにそれほど重きを置いていないので,このあたりは問題ないと考えている。純粋なゲームパフォーマンスの評価は,実際のゲームアプリケーションで行うべきだ。
さて,3DMarkのバージョンは,2007年12月時点の最新版となるBuild 1.1.0(including October07 hotfix)を用いる。レギュレーション4,DQ10 RMT.1で用いていたBuild 1.1.0との主な違いは,「起動オプション『-nosysteminfo』を設定しないとATI Radeon HDシリーズで3DMark06を実行できない」問題が解決を見たのと,細かなバグフィックス程度で,比較してみてもテスト結果に大きな違いは生じていないので,基本的にはレギュレーション4.1とスコアの互換性は維持されていると考えていい。
テスト方法は以下のとおりで,(タイミング的に頻度はそれほど多くないと思われるが)GeForce 7以前のGeForceをテストするときは,「高負荷設定」のテストを省略する。
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